餌としてのデュビア

爬虫・両生類、昆虫(タランチュラなど)の餌として人気です。
コオロギのような、ジャンプや素早い動き、鳴き声、ストック難易度を全て解消しているのでストレス無く飼育できます。
栄養価もミルワームよりコオロギに近い栄養価です。

デュビアの利点

  • ニオイが少ない
    コオロギやレッドローチに比べると臭くありません。
    匂いは動物性(ドッグ、キャットフード)を与えると糞の匂いがキツくなります。
    植物中心の餌を与えると匂いは少なくなります。
    蒸れたり死骸が多くなると匂いがキツくコバエが涌きやすい環境になります。
  • 鳴かない
    コオロギ(特にフタホシコオロギ)は昼夜かまわず鳴きますので、アパートやマンション暮らしの方は飼育しづらいと思いますが、デュビアはゴキブリなので鳴きません。
  • 動きが遅い
    コオロギ(特にヨーロッパイエコオロギ)はかなり早く動くのでピンセットでつかむのが難しかったりしますが、デュビアは動きが遅いため捕まえやすいです。
    ただ、動きで餌を認識するタイプの爬虫類には餌と認識してくれない場合があります。
    ツルツルした壁面は登れないので脱走されにくいです。
  • 飼育が容易
    コオロギは頻繁に掃除が必要ですが、デュビアは月1回程度の掃除で大丈夫です。
    特に糞の管理は大事で、掃除の際に全て糞をとってしまうと死んでしまう場合があります。
    掃除の際は糞を1cm程度残すほうがいいです。
    デュビアに与える餌も市販のコオロギフードはもちろん、家庭で料理の際に出る野菜クズでも飼育は可能です。
  • 共食いが少ない
    デュビアは共食いをしないと言われていますが、脱皮をしている最中の個体は他のデュビアに食べられます。
    共食いの少ない欠点としまして、死骸は食べないので掃除の際に死骸を取り除く必要があります。

 

デュビアの欠点

  • 成長スピードが遅い
    デュビアは成長が遅く、成虫になるまでに6ヶ月以上かかります。
    ヒョウモントカゲモドキのアダルトに与えれるサイズ(M〜L)になるまでは、産まれてから3〜4ヶ月かかります。
  • 成虫の見た目(雄)がゴキブリに近い
    デュビアの成虫の雄は日本のゴキブリに近く、一緒に住んでいる方から反対される話をよく聞きます。
    ただ、成虫前までのサイズであれば見た目は大きめのワラジムシに近いので少しハードルは下がります。